「Androidは電気羊の夢を見るか」を読みたい管理者のブログ

仕事などでの色々な発見を記事にしてます。不定期更新。

x64プラットフォームで動くアプリケーションの作り方(VS2008の場合)

■はじめに

 

その昔、CPUの演算処理能力は8bitしかなかった。パソコンなんてなくてポケコンなどと言われていた時代だ。

Windowsが登場するようになり、CPUの処理能力は16bitになっていた。

パソコンが我が家に来たころには、すでにCPUの処理能力は32bitになっていた。

何がいいたいかというと、CPUは世代を重ねるごとにbit数が増えて行ったんだ。それに合わせてOSのbit数も上がっていった。

CPUのbit数が何を意味するかだって?とりあえず今から述べることには関係ないから自分で調べてくれ。

 

最初にCPU業界に64BitCPUを持ち込んだのはAMDだった。後に続いてWindowsXPの64bitEditionが登場した。64bitアーキテクチャに対応した秀丸エディタも登場した。

 

通常はx86用のアプリケーションを作成していれば事足りる。だがな、x64のデバイスを使いたい時、どうしてもx64で動くバイナリが必要になるんだ。

 

Windows7の64bit環境でコンパイルしただけでx64プラットフォームで動作するアプリケーションが作成できると思ってる君!その通りだ!作成できてしまうのだ!

しかしそれは本来の意味でのx64アプリケーションとは言えない。

 

それは64bitのCPU上で動いてるのではなく、32bitエミュレータ上で動いているからなんだ。

 

■開発環境の構築

 

プログラムを動かそう!そしたらまず何をする?そうだ、HelloWorldと黒い画面に表示させることから始めるな。

 

HelloWorldと黒い画面に表示させるには何が必要だ?

 

そうだ、コンパイラだ。

 

VisualStudioを何も考えずにインストールしたら、このx64コンパイラコンポーネントがインストールされない罠に陥る。

 

だが安心してほしい

 

「プログラムのアンインストール」画面からVisualStudio2008 をダブルクリックして、出てきた画面で「機能の追加または削除」を選択して「x64コンパイラおよびツール」にチェックを入れてDiscを挿入して更新をクリックすればx64コンパイラコンポーネントをインストールしてくれるぞ。

 

よし、これでコンパイラの準備は終わった。だが安心するのはまだ早い。VisualStudioに「これから作るのはx64用アプリケーションだ、だからx64用バイナリを吐き出してくれよな」と指示を出さなければいけない。

 

ここまでくれば

http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/9yb4317s.aspx

を見るだけで出来てしまうだろう。

 

あとは簡単だ

 

void main(){
 printf("hello world");}

 

ってやればx64上で動くアプリケーションの完成だ!