■
p-shirokuma.hatenadiary.com
読んでて思った。
論点が全く違う
言及元の言及元の記事
toianna.hatenablog.com
は、
親の生活水準を維持しようと思ったら相当の男は全て売り切れてる
という話だったはずだ。
「今のままがいい」の言葉の指す意味が全く違う
これは(親の生活水準を維持するのが難しい)というのは、何も売れ残った男性に限った話ではないようです。
若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来 (光文社新書)
- 作者: 城繁幸
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2006/09/15
- メディア: 新書
- 購入: 17人 クリック: 447回
- この商品を含むブログ (612件) を見る
この本によれば社員の高年齢化による年功序列の崩壊が、若い世代に歪を押し付けてるというのです。
すなわち親の世代はサラリーマンを続けてさえいれば年功序列制度によって年を取るごとに自然と収入が増えていったが、今の若者はそういうわけにはいかなくなったと。
すなわち、ぼくら子どもの世代は親の世代の生活水準を維持するのが難しい傾向にあるのです。
なぜ年功序列が崩壊したか
日本は基本的に終身雇用という制度を取ってます。
会社に入れば(会社が存続してる限りですが、)基本的に一生働き続ける事が出来ました。
そして年功序列制度
給与水準が年齢に比例するという制度によって、若いうちに働いた分を年をとってから取り返せるような仕組みが出来上がっていました。
大企業になるほどその傾向は強く、今でも大御所が高給で椅子を鎮座してます。
高給取りと揶揄されることもあります。
少子化の波により、それから平成の大不況により、企業にとってそれが負担となっていきました。
そのしわ寄せが若者に回ってきました。
働き続けても豊かになれないな、と悟った若者から、先にやめていきます。
それが、「若者はなぜ3年で辞めるのか」で述べられた論点となります。
関連本
今本屋に行くとこの手の論調の本で溢れてますね。
会社が正論すぎて、働きたくなくなる 心折れた会社と一緒に潰れるな (講談社+α新書)
- 作者: 細井智彦
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/06/20
- メディア: 新書
- この商品を含むブログを見る
君の働き方に未来はあるか? 労働法の限界と、これからの雇用社会 (光文社新書)
- 作者: 大内伸哉
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2014/01/17
- メディア: 新書
- この商品を含むブログ (1件) を見る
バランスも大事だと思うので反対の主張をしてる本も紹介。
それでも会社を辞めますか? 実録・40歳からの仕事選び直し (アスキー新書)
- 作者: 多田文明
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2009/02/11
- メディア: 新書
- クリック: 155回
- この商品を含むブログ (6件) を見る
- 作者: 山村基毅
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2014/06/16
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (4件) を見る