なぜサラリーマンは死んだ魚の目をしなきゃいけないか
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ずばり
それが社会に与えられた価値だから
なんか人間社会って大勢の人間が一斉のせで同じ方向を向くことで成り立ってるんですよね。
その社会に適応できない人間が、周りと違う方向を向きたがってアウトサイダーになってく。
社会が向いてるベクトルを見定めて同じ方向を向ける人間は「偉い」と言われる。
ではその方向はいった誰が決めてるのかといえば
伝統と慣習ですよ
別にアプリオリに用意されてるわけじゃない
その伝統と慣習という名の「ルール」の中にぼくら生まれてきて
ただそのルールを無条件で受け入れざるを得なくて
その結果がサラリーマンの「死んだ目」なんだろう。
就職するのも結婚するのも、
それらの価値観は言語ゲームの枠内で捉えられるし、
逆に言えば言語ゲームという儚いものの上で成り立ってるに過ぎない。
言語ゲームっていわば帰納法ですよ。
今までそうだったから、という論理でしかあるべき姿を語れない。
その価値観は明日にでも崩壊するかもしれない。
この社会ってのは案外脆い根拠の上に成り立ってるってことです。
- 作者: 橋爪大三郎
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