「Androidは電気羊の夢を見るか」を読みたい管理者のブログ

仕事などでの色々な発見を記事にしてます。不定期更新。

ぼくは愛を証明しようと思う

ぼくは愛を証明しようと思う。

ぼくは愛を証明しようと思う。

読みましたよ面白かったです。
なんだかナンパテクニックだけが強調されすぎてて論点を見失いそうになるけれど面白いのは著者の独特の恋愛観なんです。
たとえはACSモデル
この本の主人公が過去の恋愛について納得したと同じようにぼくも過去の恋愛振り返ってみたらあぁ確かにそのとおりだなぁと
AというのはAttraction(魅力)
CはComfort Building(信頼構築)
SはSEXSeduction(口説き)
ナンパが下手な人はAとかCとかをすっとばしてSに行くって話なんだけど実はAもCも重要なんですって話ね。

この本を読んで思い出したのが

われわれの神々もわれわれの希望も、もはやただ科学的なものでしかないとすれば、われわれの愛もまた科学的であっていけないいわれがありましょうか
(未来のイブ、あるいはイノセンス冒頭のメッセージ)

イノセンス スタンダード版 [DVD]

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という言葉(そういやBlu-ray買うつもりでまだ買ってないな)

そんな著者の恋愛観は本書のタイトルから顕著に読み取れると思う。
そう、人間も生物である限り愛もまた科学的に捉えられるはずだ、と。

その考えを元に著者が編み出したのが恋愛工学だった。工学とは科学によってもたらされた我々の知識をどう実用に応用していくかを真剣に考える学問なわけで。生物学を応用したらそれは「工学」なんだよなぁ。

恋愛工学については
togetter.com
に詳しい(もっともぼくはこのまとめがきっかけで本書を入手したわけだ)

といっても本書にTogetterまとめと同じクオリティを求めるとこける。
そんなレベル高いことは書いてない。本書の内容はまるで性欲を持て余した猿だね。

ただ本書をナンパテクニックのハウツー本ではなくて著者の恋愛観を知るための本だと思って読むとそれなりに楽しめる。

終わり!