「Androidは電気羊の夢を見るか」を読みたい管理者のブログ

仕事などでの色々な発見を記事にしてます。不定期更新。

脳を理解するための9冊+α(思いついた時更新)

ブレインブック THE BRAIN BOOK みえる脳

ブレインブック THE BRAIN BOOK みえる脳

脳を読んでると色んな用語が出てくる。辺縁系、皮質、ニューロン、前頭葉、とか
とにかく解剖学的用語が圧倒的に多い。テグメンタって何処にあるの? 扁桃体って何? 海馬? なにそれおいしいの?
こんな具合だ。
だからそんな時はこの本を開くことをおすすめする。迷子にならないように...。とにかく面白い! 著者の池谷氏は専門は薬理学ということを踏まえて読めば毒にはなるまい。高校生を相手にした脳の授業。
のうだま―やる気の秘密

のうだま―やる気の秘密

漫画家の上大岡トメ池谷裕二がタックを組んで本を書いたらこんな本になりました。
やる気が出ない時におすすめ。
なりきるのは面白い。カラオケで歌手の真似をしてその歌手になりきってるときは楽しいだろう?
そんな本
デカルトの誤り 情動、理性、人間の脳 (ちくま学芸文庫)

デカルトの誤り 情動、理性、人間の脳 (ちくま学芸文庫)

感情と脳について考えてみたかったらこれだ。少し難しいが、感情は身体的なものであるという著者の持論が展開される。
脳のなかの幽霊 (角川文庫)

脳のなかの幽霊 (角川文庫)

脳の研究は何も大掛かりな装置を使わなくったって出来るのだ。
切断された足がまだあると感じる幻肢痛の研究から始まり、少ないエビデンスで多くを語る脳の研究へと読者を一気に引きずりこむ。
脳の話 (岩波新書)

脳の話 (岩波新書)

この本は古典だが脳の研究はかつて推測に頼ってたことがよく分かる本。
今でこそfMRIだとか脳を測定する装置が発達してきたが。
NHKスペシャル 病の起源 うつ病と心臓病

NHKスペシャル 病の起源 うつ病と心臓病

脳科学の文脈で読まれてもいいのではないかと思う。うつ状態になった魚からうつ病の起源を魚に求めてる。日経サイエンスは信用できる。少なくともニュートンよりは。そして最新の知見を知るには雑誌がいい。書籍になる頃にはどうしても古くなっている。
受験脳の作り方―脳科学で考える効率的学習法 (新潮文庫)

受験脳の作り方―脳科学で考える効率的学習法 (新潮文庫)

意味記憶エピソード記憶についてはこちら。
関連:togetter.com


以下個人的に気になる本

ミラーニューロンの発見―「物まね細胞」が明かす驚きの脳科学 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

ミラーニューロンの発見―「物まね細胞」が明かす驚きの脳科学 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

共感が出来るのはミラーニューロンのお陰なのです。
感じる脳 情動と感情の脳科学 よみがえるスピノザ

感じる脳 情動と感情の脳科学 よみがえるスピノザ

無意識の脳 自己意識の脳

無意識の脳 自己意識の脳

ダマシオもいいけどリベットの研究成果が考慮されてなかったしなぁ。
脳はなぜ「心」を作ったのか「私」の謎を解く受動意識仮説 (ちくま文庫)

脳はなぜ「心」を作ったのか「私」の謎を解く受動意識仮説 (ちくま文庫)

極論なのです。
意識は傍観者である: 脳の知られざる営み (ハヤカワ・ポピュラーサイエンス)

意識は傍観者である: 脳の知られざる営み (ハヤカワ・ポピュラーサイエンス)

これも有名な本(自分基準)
人間の本性を考える  ~心は「空白の石版」か (上) (NHKブックス)

人間の本性を考える ~心は「空白の石版」か (上) (NHKブックス)

人間の本性を考える  ~心は「空白の石版」か (中) (NHKブックス)

人間の本性を考える ~心は「空白の石版」か (中) (NHKブックス)

人間の本性を考える ~心は「空白の石版」か (下) (NHKブックス)

人間の本性を考える ~心は「空白の石版」か (下) (NHKブックス)

自意識について考えるならピンカー。

自由意思について

脳科学(神経科学)[編集]

運動準備電位の観測例。被験者が動作の決定を意識するより(図中の 0 sec の時点)おおよそ1/3秒ほど前から、関連する脳活動による電位の変化が計測される。
現在では生きたままの脳を研究することが可能になってきており、『意志決定の「機構」』(the decision-making "machinery") が働いている様を観察することができる。
この領域における重要な実験が1980年代にベンジャミン・リベットによって行われた[54]。任意の時間に被験者に手首を曲げてもらい、それと関連する脳活動を観察する実験である(このとき、準備電位(readiness potential)と呼ばれる電気信号が立ち上がる)。準備電位は身体の動きに先行する脳活動としてよく知られていたが、行動の意図を感じることと準備電位が一致するかどうかはわかっておらず、Libetはこの点を探求した。行動の意図が被験者にいつ生まれるかを決定するために、時計の針を見続けてもらって、動かそうとする意識的意図を感じたときの時計の針の位置を報告してもらった。
Libet は、被験者の脳の活動が、意識的に動作を決定するおおよそ1/3秒前に開始したことを発見した。これは、実際の決定がまず潜在意識でなされており、それから意識的決定へと翻訳されていることを暗示している。
後に Dr. Alvaro Pascual-Leone によって行われた関連実験では、動かす手をランダムに選ばせた。ここでは、磁場を用いて脳の異なる半球を刺激することによって被験者のどちらかの手に強く影響を及ぼしうることを発見した。例えば、標準的に右利きの人は実験期間の60%の間右手を動かすことを選ぶ、しかし右脳が刺激されている間、実験期間の80%の間左手を選んだとされる(右脳は体の左半身を、左脳は右半身を統括していることが想起される)。
この場合、動かした手の選択へ外的影響(磁場を用いた脳に対する刺激)が加えられていたにもかかわらず、被験者は「手の選択が(外的影響とは独立に)自由になされたことを確信している」と報告している。
自由意志 - Wikipedia